イースターは南ボヘミア@ロジュンベルク城
2009年 04月 15日
その分、使うパワーは冬の3倍くらい。
日が長くなった分、ついつい色々とやりすぎて、体は疲労しているはず。
でも、春しか夏しかできないことを、今やらないと焦ってしまう・・・。
それもこれも、やっぱり冬が長いせいかな。
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3連休のイースターは、皆さんいかがお過ごしでしたか?
日本の皆さんは、普通の日でした、ごめんなさい。
チェコのイースターは、簡単にいうと食べて、飲んで、じゃべって、お尻をたたいて、歌を歌って、、、
これじゃあ、分かりませんね。
春の訪れをお祝いするために、ウサギやひよこやイースターエッグ(繁殖の象徴)の飾りを家中に飾り、そして柳の枝で作ったムチで男の人が女の人のお尻をたたきます。
そうすると、子宝に恵まれ、幸せになれるんだとか。
男の人たちは各家々を回り、お尻をたたいたかわりに、お酒をふるまってもらったり、男の子供たちはお菓子をもらったりと、、、というイベントです。
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私はというと、お尻をたたかれるのも早5年目に突入してしまい、そろそろ何にも知らない日本人にいろいろティーチングするのも飽きたチェコの我が家は、皆分散してそれぞれにイースターホリデーを楽しみました。
私は、もちろん!サイクリング。
今シーズン初の、本格サイクリングを南ボヘミアで。ちょうど、チェコとオーストリアの国境あたりで、社会主義時代は西との国境で人が一切近づけず、手付かずのままで残っているボヘミアの宝石のような森へ行ってきました。
もともと田舎育ちの私には、そもそもプラハの生活が多々ストレスフルで、まさしく南ボヘミアや北ボヘミアの森へ行くと、日本の故郷そのもので、心も体もリラックスできるのです。
南ボヘミアのシュマヴァと呼ばれる、森の中はまだまだ雪も残ります。
森のアート。
そしてここはかつてのオーストリアとチェコの国境。
シェンゲン協定に加盟依頼、このように誰もおりません。その門の向こうは、オーストリア。
牛の背に乗る国チェコ。
そして、サイクリング疲れ果てて、チェスキークルムロフの南に位置するロジュンベルク・ナ・ヴルタヴォウという小さな町にある、古城を訪れました。
その名も、ロジュンベルク城。
ロジュンベルク家といえば、15世紀から16世紀にかけて南ボヘミア地方で繁栄した貴族。
かの有名な世界遺産チェスキー・クルムロフの町もこの貴族によって本格的な城が築かれ、中世の町が形成されました。名前の由来は、5枚の花弁を持った薔薇。ロジュンベルク家の起源にあたる貴族が、5色の薔薇を5人の息子に分け与え、5家のロジュンベルク家に分家していきました。
城のいたるところには、彼らの紋章でもある薔薇が描かれています。
この時期のお城は、バロック期(17-18世紀)のお城のように豪華・絢爛という雰囲気はないですが、
質素ながらもあくまでも十強生活を基盤とした、美しい木彫刻や調度品、壁の装飾を見られます。
このお城も、南ボヘミアの林業を生かした美しい木材の芸術を見られます。
チェスキークルムロフ城を見られたかたは、訪れて見ると、さらに歴史がつながりおもしろいでしょう。
美しいブルタヴァ川のおとりにある城。
さらにこの地域には、有名なCeske Budejovice チェスケー・ブデヨビッツェやTrebon トシェボーン、Jindrichuv Hradec インドジーフ・フラデッツといった美しい町々が沢山あります。
水と森の豊富な南ボヘミアを是非訪れてみて下さい!
南ボヘミアか~ 行ってみたいです
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Budejoviceということは、まさし南ボヘミアですよ。時間があったら、是非近場の観光して下さい。9月もいい季節ですよ。また本場のブドヴァルビール楽しんでください!