秋はやっぱりモラヴィア@Bulhary
2011年 10月 24日
大地が凍りついてしまう前に、今年も秋は毎年恒例のモラヴィア地方への
ワイン紀行へ行ってきました。チェコはビールも有名だけれど、東はブルノ
からさらに南東地域へ向かうとそこはチェコでも有名なワインの生産地。
オーストリア国境地域には、有名なワイナリーもワイン畑を持っており、
秋のシーズンはワイン好きで賑わいます。
今年は、世界遺産の古城でも有名な’Lednice’へ近郊へ。
小さな村Bulharyに宿をとり、ワインセラーでのワインテイスティング。
’Lednice’近郊は世界遺産の城もあるため、かなり観光地化されて
いますが、そこから15分も車を走らせた村はのほほ~んと田舎雰囲気ただよう
素朴な時間が流れています。
今回訪れたワインセラーは2件。
どちらも小さな個人経営のワインセラーで、とれたばかりの葡萄で絞った
葡萄ジュースや、ブルチャーク、完成したワインなど次々と飲ませてくれます。
もちろんワインの説明を聞きながら。
今年は暑い夏で日光が強かったため、2011年産のワインの味は上々の
予想だとか、来年が楽しみだあ~
こちら発酵途中のワイン
こんな過激な酒のツマミも登場。
チェコ語では「サードロ」といいます。
蝋のようですが、豚ちゃんの油です。ブラウン・オニオンなんかが入っていて、
これをたっぷりとパンに塗って食べるのです。
うー、私には無理だ・・・
ちなみに豚ちゃんの油って、チェコでは肌用のクリームでもよく見かけMAST
といいます。乾燥肌や傷の治療に良いといわれ、使ってみたところこちらはいける!
食べるも良し、塗るも良し、生活に万能のチェコの豚ちゃん。大活躍。
夜は飲んだくれですが、昼間は近郊を散策。
Lednice近郊には気持ちのいい散歩コースも多々あり、比較的坂の少ない
地域なのでサイクリングでもオススメです。
通りかかったJanův城
こんなマークがあるので、割りと迷わず歩けます。
チェコのモラヴィア地方には大きなものから小さなものまでワインセラーを
数えるとおよそ650を超えるそうです。
個人で商売目的ではなくワイン好きが高じてワイン作りをしているオーナーも多く、
憧れてしまいます(笑)。いつか自分のワインを作ってみたいなあ~