両替所の落とし穴
2014年 05月 08日
お天気の安定しないチェコです。
最近旦那君がぷりぷり怒りながら帰宅。
何かあったのか聞いてみると・・・
最近旦那君がプラハ中心部を歩いていると、あるイタリア人カップルから声をかけられたそう。
イタリア人カップル「すみません、両替所で騙されて困っているので、警察に電話してくれませんか?」
旦那君「はあ?」
大勢の人がいる中、何故うちの旦那君だったのかは不明。
最初はあらてのスリかなんかと思ったらしいが、立ち止まって話を聞いていると、
自体は深刻そうだったそうだ。
なにやら近くの両替所にて換金をしたそうなのだが、外に表示されているレートと
実際の換金レートが大きく違ったらしい。
まあ、プラハではよくある話なんです。
換金額が何十万という一定の金額を超えるととてもいいレートで換金できるのだけど、
それと同時に手数料もたっぷりとられる。
換金額が一定の金額を超えていないと、下に分りづらく書かれている悪いレートにて換金。
その場合も手数料をたっぷりとられる。
その部分は誰も説明してくれず、良いレートに騙されて換金してしまうという、
なんとも悪質な両替所なのです。
で、そのカップル1ユーロ=27コルナの表示に騙されて換金すると、
実は1ユーロ=20コルナしかもらえず、そのあげく手数料までしっかりとられ、
言葉も通じないチェコで右往左往、立ち去るにも悔しく、うちの旦那君に声をかけた模様。
かわいそうに思った旦那君は、彼らを連れその両替所まで行き、窓口担当と交渉したのだとか。
旦那君「レート悪すぎませんか?表に27ユーロでだしてるよね」
窓口担当「まあね、でも換金額少ないし。下に別のレートあるしね。」
旦那君「でも彼らかなり文句言ってますよ、どうするんですか?
警察に電話して、って言われてるんですけど。」
窓口担当「いつものことだから、10分くらいあーだこーだ言って文句言って、立ち去っていくもんだから」
旦那君に稲妻が走る。
旦那君「そんな・・・でもあなたも警察に電話されたら困るでしょう?」
窓口担当「いいよ別に、警察に電話して。僕は窓口担当で何にも力ないしね。」
旦那君「じゃあ電話するよ、本当に。」
ということで警察へ報告。
旦那君「かくかくしかしかにて困っている観光客がいますので、どうにかして下さい。」
警察「どこにいるの?」
旦那君「~の下の両替所ですが、、、」
警察「あ~~、そこね。分った分った、行くよ。」
って、、、、
警察官のものすごく慣れた感。
日常茶飯事なんでしょうか。
しかもその両替所の場所もかなり分っていた感。
で、
数分後、警察官到着。
旦那君は役目終わりとその場を去って、感謝する観光客に申し訳なく思ったそうです。
美しい自分の生まれた町でこんなことが日常茶飯事・・・
人を騙してお金をとることに、罪悪感もなにもない。
それを処理する警察官も慣れた対応。
世界の有名観光地ではよくある手口のよくあるケースかもしれません。
たまたま自分の生まれ故郷の町でそんなことに遭遇した旦那君だから、
人事とはいえぷりぷり怒って帰ってきたのです。
プラハでの両替気をつけて下さい。
お金が無くなった時はどうしても両替しないといけないですが、
是非よく確認して、手数料やレートも確認してから両替して下さい。
旧市街広場、聖ミクラーシュ教会の左奥にある両替所(ブルーの看板が目印)は
比較的良心的なレートにて両替できるスポットです。
ただここも並んでいると変なヤミ両替人に声をかけられ、別の両替所へ案内されることも
ありますから気をつけて下さい!
★ポチっと、励みのクリックお願いします!★
人気ブログランキングへ