日本列島の秋旅-1-
2015年 10月 08日
丁度今から1年前、JRパス(クリックすると詳細)を買って1週間の鉄道の旅。
このパスは簡単にいうと、一定期間/一定価格で日本列島のJR載り放題パス。
外国人/外国在住VISAの所持者に購入は限られますが、とっても便利でお得なパスなんです。
さて、2014年10月。
最初に降り立った駅は、のどかな田舎のぶどう郷。
その名も「勝沼ぶどう郷」駅(JR中央線、山梨県)。
海外に住んでいると和物にすっかり弱くなります。。。かわいい~
駅前はひっそりしてますが、時期はぶどうの収穫シーズン。
もちろんワイン好きな我ら夫婦、日本のワインを飲むためにこの地におり立ちました。
チェコでは散々モラヴィア地方を訪れて、ここ日本でも葡萄名産地を訪ねてみたのです。
駅からしばらく歩くと、ぶどうがたわわに実っています。
最近チェコで日本の果物がとても高い!というニュースをしていましたが、
品質管理をここまでしているから・・・なんですね~
この地形があるからこそ、この地で江戸時代から葡萄栽培が始まったのだとか。
そしてお米がとれない地域だからこそ、葡萄酒の需要が高まり葡萄栽培が始まったのだとか。
日本酒はこの地域では高級品で一年に1回、お正月しか飲めなかったそうです。
という情報は現地の小さなワイン醸造所へお邪魔してレクチャーしていただきました。
また山梨のワインはほとんどデザート用の葡萄から作られるんだそうで、甘いフルーティーなワインが主流です。
お邪魔した小さなワイナリー
ぶどうばたけ
葡萄の直売もあり、ワインや葡萄製品の販売もあり、スタッフの方もとても親切に
ぶどう農園と醸造所を案内してくれました。
お腹がすいたので、今回の目的地である農協が経営する、
ぶどうの丘
へ、丘を登っていきます。
ここは日本最大級のワインセラーをもつ温泉総合施設。
地下にあるワインカーヴでは大人一人1100円で200種類のワインを試飲し放題。
銀製の試飲カップをもらえるので、あとはセラーで好きなボトルをどんどん試せます。
その前に展望レストランにてランチ。
おいしかったけど、チェコの食事サイズにすっかり慣れてしまった私にはちょっと小さい・・・
お腹いっぱいになった後はワインの試飲へ。
かなり色んな種類の赤・白ワインを試飲してみました。
が・・・ヨーロッパのワインをすっかり飲みなれた私達にとって、日本のワインは若干甘い。
そして葡萄の種類が違うためか、味もなんとなく違和感。
あ、これはおいしいかも!と思うと、1本2500円~5000円。
チェコでは結構いいワインでも1000円くらいで入手できるから、ちょっとお高め。
実は私は2度目のぶどうの丘ワインカーヴでしたが、前回とは違う感想をもった次第です。
まあ、旦那君には日本のワインというものを分ってもらえたんじゃないかと思います。
あらためて海外生活10年以上となると、好みの味や舌の感覚や体の体質も変わってきているのかもと、
感じた次第です。
帰りはもちろんですが、施設内にある温泉、
「天空の湯」
にゆっくりつかり、湯船からすばらしい勝沼の夜景を見て、
やっぱお風呂は日本が最高~と思いました。
ちなみにぶどうの丘では満室でお部屋がとれなかったため、
ユースホステルに泊まりました。
とても清潔でオーナーさんは駅や温泉施設まで送迎もしてくれて、快適・リーズナブルな滞在ができました。
今頃勝沼は葡萄シーズン真っ只中で賑わっているのではないでしょうか。
ワイン+温泉の秋旅でした。
次は日本酒+温泉の秋旅へつづく。
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