危ない生肉
2011年 05月 07日
ユッケの食中毒で亡くなられた人もいるということで、
改めて生肉の取り扱いの重要さを思わされます。
普段から特に生肉を好んで食べない私ですが、ここチェコでも
生肉は大人気です。
チェコでの生肉料理を‘タタラーク’と呼び、チェコ料理のレストラン
やチェコ料理の居酒屋の定番メニューとなっています。
とくに牛肉の一番良質とされるサーロインを100%使用し、
生(黄)卵、各種スパイス、好みでケチャップなどを混ぜます。
それを乗せるパンは、前もって油で揚げてあり、生のにんにくをガリガリと
摩り下ろすようにし、そこに肉をたっぷりのせて食べるといのが
チェコユッケの食べ方です。
ちなみにチェコユッケのメニューには、
「このメニューはあなたの全責任において頼んでください。
食後の体への影響については一切の責任をレストラン側は負いません」
という注意書きが一言書かれていることが多いです。
ヨーロッパと日本での責任問題の意識の違いです。
自己責任の国が比較的多いヨーロッパでは、何でもやるときは
あなたの責任、リスクがあるようなサービスは事前に同意のサインを
求められます。自分の意思で行動し、自分の責任範囲で行動する。
こちらの生活において日々強く感じることの一つです。
でもその前に、レストランは食の安全を第一に考えて、衛星管理・食品管理に
ついてはきちんと規定を守り、消費者が安心して食べられるものを提供するのが
役目なので、今回の日本でのユッケ騒動は問答無用ですよね。
チェコでも現在ベトナム市場SAPA内の衛生管理の悪さが大きく取り上げられています。
肉の保存方法や、調理場・調理器具の衛生管理など、極めて悪く、TVで取り上げられて
いた写真を見る限り、口に入れる食べ物を扱っている状況とは思えないような情景。
割と体は丈夫なほうで、今までもSAPAでの食事後特に食中毒などは起こしたことは
ないのですが、今回の報道には驚きです。
SAPAでお食事をされる方は、
ご自分の責任において食事をされるに越したことはありません。
ここをポチっ★
にほんブログ村