プラハの山小屋カフェ
2013年 09月 14日
プラハはすっかり秋めいてきております。
というか、もう朝晩は冷え込んでおります。
町行く人々はダウンジャケットの人も。
温かい格好での町歩きをオススメします。
プラハ城より少し北の地域に、Nový Svět(ノヴィ・スヴェット)=新世界という地域があります。
14世紀にカレル4世によって建設された町は、かつてプラハ城で働く労働者の住宅地でもあったそうです。
このエリアには当時プラハを守る役割を果たしていた城砦が残り、また緩やかな坂道と情緒たっぷりの石畳がしっとり存在し、S字に曲がる石畳の道の奥に何があるのかその先を追い求めたい衝動にかられます。車の進入や駐車が制限されている地域ということもあり、とても雰囲気の良い町がそこにあるのです。
こんなかわいいお家の表札も。
そのため町並みは色々な撮影の現場としても使用されていますが、
住民の中には芸術家・写真家・映画監督などもいるため、
なかなか大きな撮影は難しいエリアでもあります。
このエリアにひっそりと佇む山小屋風ホテルU Raka(ウ・ラカ)はプラハに在住する人々には、あまりにも有名な場所です。ウェブサイトにて外観などご覧下さい。
中庭も田舎風に凝ってまして、誰かのお家へ招かれたようです。
丁度訪れた日はシェフが不在中とのことで、ホテル支配人が自ら焼いたというバーブフカ(チェコ風スポンジケーキ)とナッツケーキをいただき、午後のゆるりとした時間を過ごしました。中庭のテラス席ではどこからか流れる水の音を聞きながら、プラハ観光地の雑踏を忘れ、リラックスできる場所です。
なんどもケーキの味を確かめに来てくれた支配人。
「静かな良い所ですね」と言うと、
「僕はここから40分ほどバスで離れた場所に住んでいるけど、そこはもっと静かで落ち着くよ」
という返事が返ってきました。
上質な時間を提供している人は、さらに極上の生活条件を手にしているということか・・・
新世界のすぐ近くには、鹿の谷と呼ばれるJelení příkopもあり、
プラハ城の北のお堀として長年プラハ城を守ってきた谷の散策もできます。
サクサクと落ち葉を踏み分けながら、鹿の谷を歩いて新世界に行くのもいいですね。
秋のプラハをお楽しみ下さい。
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